NHK語学講座「実践ビジネス英語」は最強のビジネス書である。

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いうまでもなく、NHK語学講座は、費用対効果という意味でコスパ最強の英語学習法なので、相当多くの方が受講されていますよね。

なんと言っても、テキストが500円前後で、レッスンの視聴は無料(ラジオ、オンラインストリーミング)。
まあこんなに格安で優良な英語学習教材は他にないわけです。

そんな数あるNHK語学講座の中でも、もっともレベルの高い講座が「実践ビジネス英語」。

しかしその難易度に関わらず、非常に長寿講座で長年幅広いファンを獲得している人気講座です。

どれくらいの難易度かというと、TOEIC500点〜600点くらいの方だと、一回のリスニングでは「ちんぷんかんぷん」な感じ(^^;
しかし、テキストをみながらゆっくりとなら「訳せる」「意味が取れる」と思うので、「精読」用トレーニングとして利用するにはちょうど良い感じ。
逆に、TOEIC800点〜900点台でさらに上を目指すには、ちょうど良いリスニング教材・多読教材として活用している人もいるかと思います。
(さすがに、TOEIC500点未満くらいになってくると背伸びしすぎかもしれませんが。)

そんな感じで、どのレベルの方でも自分にあった勉強法の一つとして実践ビジネス英語はかなり使えます。
本当に、英語学習教材としてかなり良質です。

・・・が!!

今回は、実践ビジネス英語の英語学習方法などは置いておいて(次回ちゃんと書きます!)、「実践ビジネス英語が『ビジネス書』としていかに優れているか?」をみなさんに紹介したいと思います!

そうです。
今回は英語学習や英会話トレーニングのノウハウ話ではありません、「ビジネス書としての実践ビジネス英語」について書きます(笑)
英語学習を超えてファンになるくらい、ここ最近(3年くらい)色んな意味で「実践ビジネス英語」にどっぷり浸かっています(^^;

さて、何度も言うように、今回は英語学習ノウハウや英単語や英文法の難易度とか「英語のお勉強」「英語学習」という部分は割愛しますね(笑)
(次回しっかり英語学習としての活用方法を書きます!すみません^^;)

で、実践ビジネス英語ってそもそもどんなテーマを扱っているのかというと、毎号テキストの初めのページに紹介されています。
(こんな感じ)
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英語学習的には前半の「実用性」「ビジネス習慣」「語彙力」「英語知識」に重点を置いていると言っていますね。
しかし、内容としては、下線を引いた後半が重要!

会話は実際のビジネスシーンに即した展開になっており、また広い意味のビジネス活動に必要な、現実的な情報も盛り込まれています。

ココなんです。
巷にいっぱい溢れる英語学習教材やTOEIC対策のテキスト、そして英会話学校などなど、どちらにしろメインの目的は「英語の勉強」なんですが、
この実践ビジネス英語は、「たとえ日本語で読んだとしても現実にビジネス的に役に立つ内容」ってところがすごいところ。

あと、舞台がアメリカなのでビジネスやライフスタイルといった面で「アメリカの今」を知ることができるのがとても貴重なんですね。
これまで多くの賛否があるにしろ、なんだかんだ言っても今でも日本はアメリカを追っかけているので、余計に^^;
(ビジネスにしろ、ライフスタイルにしろ)
そういう意味で、「アメリカの今」を知ることは、必然的に「日本のビジネストレンドやカルチャーの先取り」になるので今後に活かせる重要な情報になります。

先取り情報は最強のビジネス情報」ですからね(笑)

※かなり余談ですが、アメリカのトレンドを遅れている日本に持ち込んでビジネスをするやり方を「タイムマシン経営」と言います。

さらに、実践ビジネス英語の良いところとして、多様な価値観(国籍・性別・年齢問わず)を織り交ぜているところですね。

各レッスンのビニェット(会話・ダイアローグ)の登場人物の国籍が多様(もちろん日本人もいる)なのは当然。
基本的には、主人公は日本人の青年、そして、舞台がアメリカなのでアメリカの登場人物が多め。
さらに、イギリス人、カナダ人、アジア系(中国や東南アジア)などいろいろな国籍の人物が登場する。

さらに、年齢もバラバラで20代から60代まで(今期は29歳〜54歳)登場し、それぞれの世代の価値観をちゃんと反映していて面白い。
50代の方は20代の価値観を知ることができ、20代の方は40代、50代の価値観や考え方を知る機会にもなる。

特に今の時代、「若者の車離れ」「テレビ離れ」とか「結婚離れ」とか言われたり、「バブル世代とゆとり世代の価値観の差がすごい!」なんて言われたりしてて、
価値観・収入・社会性などなど世代間格差がすごく広がっているじゃないですか。
(どっちが良い悪いって意味じゃないですよ^^;差が大きくなっているという客観的事実です。)

そんな中で、一つのテーマ(たとえば「オフィスの在り方」)を、それぞれの世代の価値観を交えてお話しているのが非常に参考になります。

ちなみに、実践ビジネス英語は、2週間で一つのテーマ扱います。
なので、1年間で24のテーマについて勉強します。
3年間レッスンを聞いている私は、72テーマを聞いて来たことになりますね。

ということで、せっかくなので私が個人的に面白かったテーマや印象的だったテーマを少しだけ、ほんの少しだけ紹介してみます。
(基本的にほぼすべてのテーマが面白いんですけどね!! もちろん、NHKの回し者でもなければ、ステマでもないです、笑)

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ちょっとうろ覚えなんですが、たしか1年半前くらい(?)に最近の流行りのファッションについてのテーマがありました。

その中で、アメリカでは「アスリージャー」という「スポーティーなファッションが爆発的人気になっている」というお話が。
アメリカの若者は、キレイ・クール・シック・ブランド名なんかよりも断然「機能性」を服に求めているという。
で、このスポーツテイストを普段着に取り入れるファションを「アスリージャー」と呼んでいると。

もちろん、それに対して、職場にまでスポーツファションで来る奴がいるのはどうかと思うよ、という中高年のご意見も(笑)

その当時は、「へぇ、アメリカではスポーツ系ファッションがそんなに流行っているのか〜」くらいの感じで、
あくまでも「海の向こうの話」のようにレッスンを聞いていました。
が、その後、半年もしないうちに日本でも大手カジュアルブランド(ユニクロなど)がスポーツ系ファションを次々と発売し始めて、
あれから1年以上たった今ではジャージー素材のパンツがたくさん売られてて、スポーツテイストを取り入れた服を来た大学生をたくさん見かけますね。

いつの間にか、日本でもスポーツテイストミックスが当たり前になっているのを見て
「実践ビジネス英語の先取り感はハンパないなー」と思ったのをよく覚えています。

上のアスリージャー話の続きみたいな感じですが。

上のレッスンのずいぶんと後のレッスンで、ビジネスマン・ビジネスウーマンの仕事ファッションがテーマになっていました。

アメリカでは、「仕事着のカジュアル化」が進んでいるが、カジュアル化が行きすぎて、金融マンなのにジーンズにパーカーで出社する若者が問題になっているという話。
つい最近日本では、伊藤忠商事が毎週金曜日は「脱スーツ・デー」を発表して話題になりましたが、おそらくアメリカでは「毎日が脱スーツ・デー」状態なのではないでしょうか。(堅い職業を除いて)
金曜日は「脱スーツ・デー」(2017年6月14日 伊藤忠商事プレスリリース)

そんな感じで、日本よりも仕事着のカジュアルウェア化が進行しているアメリカでは、スーツじゃないけどオシャレかつプロっぽく見える仕事ファション指南やコンサルタントが増えているようで。
以下のような仕事着用ファッションを指南する動画なんかもYoutubeに結構あがっています。
すでに5年前の動画ですが、日本もそのうちこのような状況になるのではないでしょうか・・・。

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上のファション関連の話が若者向けの話なのとは打って変わって、「最近のアメリカ人のシニア層は仕事の第一線を退いた後どうしているのか?」という話。

これは、高齢化社会となっている日本でも見過ごせない話。
アメリカでは、「今の60歳は、昔の40歳」と言われているらしく、60歳でも全然元気だしまだまだ働ける。
昔は60歳で隠居するのが普通で、65過ぎても働くのは5人に1人くらい。
しかし、今では平均寿命も伸びてきているし、70過ぎても働きたいっていうシニアが5人に3人もいる時代。
そして、この長く働いていたいという動機は、「できるだけ長く社会と繋がっていたい」という思いが高まっている事に由来していると。

2016年の終わり頃に、ビジネス書で空前のベストセラー書籍「ライフシフト 100年時代人生の戦略」がありましたね。
「寿命が100歳にまで伸びるこの時代」にどのように人生を過ごすべきか、そして、ライフプランはこれまでとどう変わってくるのかをテーマとした書籍。
(すみません、私は概要を知り合いから聞いただけで、本書は読んで位ません^^;)

実は、この「シニア層キャリアについての話」もこの「ライフシフト(LIFE SHIFT)」が出版される前のレッスン内容です。
まさに、実践ビジネス英語の情報鮮度の高さがわかるかと思います。

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上記は1年以上前でも記憶に残っているくらい個人的に印象的だったテーマなんですが。
逆に、ごく最近でいうと、つい先日のレッスン(2017年6月)は、「ソフトスキルを育む」というテーマでした。

そもそも、私は「ソフトスキル」という言葉は全く聞いた事がなかったのですが、みなさんはご存知でしょうかね。。。

「ソフトスキル」とは「コミュニケーション力」「批判的な思考」「自己管理」「チームワーク」「時間を守る」「リーダーシップ」などようなスキルの総称だそうです。
それに対して「語学」「検定」「資格」「学位」など数値化や定型化しやすいスキルを「ハードスキル」と呼ぶらしい。
たしかに、ハードスキルに比べると「ソフトスキル」は数値化、見える化しにくいわかりにくいスキルですね。

日本でも「コミュニケーション能力」とか「人間力」とか最近よく言われていますよね。

アメリカでは「ハードスキル」を身に着けている人は増えているそうですが、ソフトスキル不足が目立ってきているようです。
学歴も問題なく、語学・資格・コンピュータスキルもある、しかし、同僚と一緒に働く事が苦手だったり、クリエイティビティがなかったりする人が徐々に増えているとか。
おかげで、同僚と協働できるコミュニケーション力を身につけている人材を採用するのが年々難しくなっているらしいです。

個人的には、ハードスキルは一定の年齢に達してから努力しても身につくと思うのですが、ソフトスキルって子供から青年くらいまでの間に身に着けないと大人になってからだと養いにくいものなんじゃないかと思います。
このレッスンでも、ソフトスキルを育むために、子供のうちに教育することが書かれていたりします。

すでに日本でも「コミュニケーション能力が重要」など言われ始めていますから、近いうちにアメリカのようにソフトスキル不足の人材が増えてくるのでしょうかね?(^^;

ちなみに、逆にハードスキルとソフトスキルの両方を身に着けている人材はビジネス市場で引く手あまたであるとも書かれていました。

さらに、次のレッスンは「未来のオフィス」というテーマで、スポーツジムが仕事場になりつつあるというお話のようです。
(これは以前に他のメディアで記事をみたことがあります。)
最近はカフェやバーが「サードプレイス(第三の場所)」として注目されていたり、リモートワークが一般化してきている影響でコワーキングスペースがとても流行っていたりしますが、スポーツジムが職場になるのは面白いですね。
それに近い話で、コインラインドリーがコミュニティースペースやBARになっているという話も1年前くらいに実践ビジネス英語のレッスンにありましたね。

さて、次のテーマ「未来のオフィス」、楽しみです(^^)

という感じで、本当にほんの少しだけ、しかも私が主観的に印象に残っているテーマだけちょっと書いてみました。

私がアメリカ社会や今後の日本社会などに興味があるので、取り上げたテーマが社会性があるものに少し偏りましたが、
もちろん、他にも「メールでのエチケット」など「すぐに役立つビジネススキル」の話題などライフハック的なテーマも結構あります。

私自身、レッスンもしっかりと聞いて英語学習に打ち込むこともあったり、お手軽ビジネス雑誌感覚でただ読むだけのこともあったりしつつも購読し続けて3年。
英語の勉強とともに、ビジネスの勉強としてもかなり役に立ってきています。
おそらく今後も読み続けます。
英語学習ができてビジネストレンドも先取りできて、まさに一石二鳥ですから(^^)

最後に。
「奇跡の人」と言われたヘレン・ケラーのサリバン先生の言葉を。

when you learn something, you help both yourself and society. If you are not learning, you are hurting society.

(エンジョイ・シンプル・イングリッシュ6月号から)

是非、皆さんも実践ビジネス英語で英語とビジネス知識の両方を身に着けましょう(^^)
(何度も言いますが、NHKさんからお金貰ったりしてませんからね、笑)

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