英語学習において英語多読は、英語・英会話マスターにおいて効果的だと言われております。
いや、「言われている。」という、曖昧な言い方・書き方をしないで、むしろ「英語多読は英語をマスターするには必須」と言い切るべきかもしれません。
これは英語に限らず日本語でも同じですが、そもそも言葉や文章を理解するのに「文章を読み慣れる必要がある」のは当たり前でして。
英会話学校に通って、挨拶や日常会話のフレーズばかり記憶していっても一向に英文がスラスラ読めるようにはならないのは良く聞く話です(^^;
逆に、洋書の中には日常会話フレーズなどは山のように出てきますので、「多読」をすると英文理解のトレーニングだけでなく当然日常会話フレーズも覚えますしね。
さて、この英語多読の中でも特に有名なのが、「SSS式英語多読法」と言われるもので、このブログでもスマホ(iPhone・Android)やタブレットなどを活用して「SSS式多読法をより効果的に実践しましょう。」というような記事を書きました。SSS式多読法について聞いた事が無いとか、良く知らないという方は是非下記記事をお読みください。
(特に、スマホやタブレット、もしくはKindleなど電子書籍を活用すると、低コストかつ非常に便利かつ効果的に多読トレーニングを進められるのでオススメしました。)
参考:人気のSSS式英語多読法もスマホで無料or格安
従来の英語多読法で一番利用されて来たのは、学習者向けレベル別洋書「GR」(ペンギンリーダーズなど)や海外の児童洋書だと思います。
ペンギンリーダーズを利用した場合、基本的に、アンデルセン童話・グリム童話・日本昔話など「古典」を多読する事になります。
児童洋書を利用した場合は、特にアメリカで発売されている5歳〜15歳くらいまで向けの児童書を多読する事になります。
この辺りから英語多読を始める理由は明確で、いきなり大人向けの小説やビジネス書にトライしても英語学習者は、全く歯が立たず、読む訓練にならないからですね(^^;
「あー、私は英語向いてないわ・・・ not to be continued…」で終了です(笑)
ということで、多読は、語彙制限モノなど易しめの本からトライするのが、王道ですが・・・。
かといって、大人の私が、親指姫・シンデレラ・桃太郎をひたすら多読するのもなかなかの苦行です(興味が沸きにくく・・・)、少なくとも私には(^^;
もちろん、興味があって楽しく読める方は「ノープロブレム」、どんどんペンギンリーダーズで多読を実践されるとよいと思います(^^)
ということで、多読を実践するにあたって、もっと楽しく・さらに面白く英語学習・英語多読をしたい方向けにオススメしたいのが、ライトノベルです。
俗にいう「ラノベ」ですね。
ご存知でしょうか?
主に中高生から20代前半くらいまでをターゲットにした、挿絵もふんだんに挿入された短時間で読める小説です。
ジャンルは、ファンタジーから恋愛・学園モノまで幅広く人気です。
本屋さんに行っても、ラノベコーナーが「どーん!」とあるくらい、今人気の小説ジャンルです。
もし、ストーリーが軽妙で分かり易く、短時間で読めて、絵も楽しめるこのラノベが、英語で読めたら・・・、
「英語多読にうってつけです。」
<結論>
あります。
ラノベが英語で楽しめます。本当に良い時代です。
よく多読で使われるクラシックな文学作品などと違いセリフも現代的な言い回しが多いので、すぐに英会話の例文として活用できそうなフレーズふんだんに入っていますし。
ということで、早速ご紹介したいと思います。
まずは、英語学習者向けに編集され、英単語索引なども付いた東進ブックスが出版するライトノベル。
楽しく読める上に、英語学習にも手を抜いていないので、大学受験生などにも人気の「東進ブックス 英文多読シリーズ」です。
人気の英文ラノベシリーズ
(こちらは、完全な洋書のため、日本人の英語学習用に編集された東進ブックスシリーズよりは、ほんの少し難易度が上がります。)
・涼宮ハルヒの憂鬱(The Melancholy of Haruhi Suzumiya)
説明するまでもなく、超有名なライトノベル「涼宮ハルヒシリーズ」の洋書・英訳ですね。
オススメの人気シリーズです。
涼宮ハルヒの英文・英訳(ペーパーバック)シリーズはかなり沢山あります。
→こんな感じで(Amazon)
「灼眼のシャナ」
こちらもかなり有名ではないでしょうか。
何度もアニメ化されている人気ライトノベルですね。
もちろん、まだまだ英文ライトノベル・洋書ライトノベルはたくさんありますが、今回は有名どころをご紹介しました。
細かく紹介し始めるとキリがありませんので(^^;
(それくらい、日本のライトノベルは、洋書化・英訳化されて、世界中で読まれてるんですね〜。)
もちろん、スマホ(iPhone・Android)・タブレット・Kindleで読める物も沢山ありますので、まだ英語多読に挑戦した事が無い方は、是非貴方にあったライトノベルを探して英語多読にトライしてみてください!
もちろん、すでに英語多読実践中の方も、英文多読にしろ、英語学習にしろ「楽しく」しないと絶対に学習は続きませんので、下手にストイックになりすぎず、息抜きがてらにもどうぞ!