英語とプログラミングを一度に身につける無料サービスまとめ

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今回はちょっとレベルの高め、もしくは少々意識高い話かもしれません。
(あと、ちょっとニッチな話ですかね^^;)
今回は、「英語とプログラミング(コーディングとも呼ばれます)」という二つのハイレベルなスキルを一度に身につけてしまおう、と言う欲張りなお話です。

最近、世界的に「英語とプログラミング(ITスキル)」という2つのスキルが、よく注目を集めていますね。
昔々ビジネスマンの必須スキルは「読み・書き・そろばん」なんて良く言われていましたが(ってだいぶ古い、笑)、今では、「英語とプログラミング」が世界に通用するための必要スキルになりつつあったりしますね。

アメリカでは、プログラミング教育が義務教育化されていますし、
もちろん、日本でも、文部科学省が「2020年から小学校でのプログラミング教育の必修化」とおっしゃっています。
(おかげで、学校側も、IT教員を育てたり、民間と契約したりと、かなり急いで準備しているみたいですね。)

また、ビジネスにおいて、「営業」や「マーケティング」など一見、英語もプログラミング関係なさそうな職種においても、「英語とプログラミング(ITスキル)はもはや基礎的な教養だ」という世界的時代感があったり。
楽天さんなどは、全社員にプログラミング教育をすると掲げていましたが、実際のところどうなのでしょうか。

さらに、そもそも本業としてプログラマやシステムエンジニアなどをなさっている方は、より一層英語が求められる環境に変わりつつあると思います。
amazonを見ても、エンジニアのための英語学習本なんかも色々と出版されていますしね。
ITエンジニアのゼロから始める英語勉強法
it-engineer-no-eigo-book

ハリウッド映画と同じで、ハリウッドで公開されて日本語字幕対応の日本での封切りを待っていたら映画を見ることができるのは半年後。
プログラミング言語のマニュアルも、基本英語。
日本語訳を待っていては、仕事にならないことも・・・。

また、今後(今もすでに)プログラマ・エンジニアという職業は競争相手は国内ではなく完全に世界になりつつあります。
母国語しかできない(日本語しかできない)では、今後業界で通用しなくなっていくのは既定路線だと思います。
世界中のプログラマの共通言語は英語(日本人であっても)、英語が読めればバグ(不具合)を解決する方法を一瞬でオンライン上で見つけられる可能性があるのに対して、英語が分からないがために解決方法を模索して何日も費やす、という話も普通にあったりします(^^;

いや〜、グローバル化・グローバリゼイションって大変ですね(他人事ではないのですが^^;)

ということで、今、そして今後更に需要が高まるであろう「英語とプログラミング」を学べる無料サービスを今回ご紹介してみたいと思います。

ちなみに、無料サービスを利用して英語とプログラミングを一気に学ぶというのは、どういうことかというと・・・。
一言で言うと、「英語でプログラミングを学ぶ」ことになります。

「英語で」ね。

これって、そこそこハードルが高いものでして、英語もチンプンカンプン、プログラミングもチンプンカンプンという方が、いきなりはじめても「全く理解不能」で、一夜にして挫折して終わりになります(^^;

そこで、一応先に、どういう方がすぐに取り組めるのか、注意書きを。

英語初心者の方でプログラミングも初心者の方
要は、英語もプログラミング(コーディング)も両方共全然わかんないよ。って方ですね。
いきなり英語漬けでプラグラムを学ぶわけですので、英語の基礎ができていない方には厳しいと思います。
なので、まずは、基礎英語(基礎英単語・基礎英文法)を固めてからスタートさせることを強くオススメします。

英語初心者だけど、プログラミング中級者以上の方
プログラミングの初心者に比べると、valuable(変数)やarray(配列)など技術的な英単語の意味(そして内容も)知っている分、アドバンテージは大きいといえます。
しかし、これから英語漬けでプログラミング学習をするには、やはり、英語の基礎は外せないです。

なので、プログラミングを知っているにしろ知らないにしろ、どちらにしろ、英語初心者の方は英語の基礎を固めるほうが先になります。

「基礎マジ大事!」だから^^;

英語の基礎固め(基礎英単語・英文法)についてはこの辺りを参照にしてください。
大人のやり直し英語・新年の抱負をものにする英単語アプリ3選など

英語のリーディングにそれほど問題の無い方
これから英語を学習しながらプログラミングも学ぶわけですので、英語に精通している必要はありません。
ただ、中学校卒業〜高校一年生レベルの教科書の英文リーディングなら、問題なく読めるくらいの基礎英語力は必要かと思います。
この程度のリーディング・リスニング力があれば、プログラミング経験は有無は問わず、すぐに取り組めます。

ということで、早速プログラミング(コーディング)を勉強しながら英語まで身につけられる無料サービスを一気に紹介していきます(^^)

Code Academy

プログラミング学習
WEB上(オンライン)で、色々なプログラミング言語を学べる世界的に有名かつ人気の学習サービスです。
世界的に非常に有名なサービスかつオンラインプログラミング学習の先駆者とも呼べるサービスだと思います。
基本的に、ドットインストールのような動画での学習スタイルではなく、ページに表示された解説を読み、テスト問題のプログラミングを打ち込み、正解すれば次章へ進むというステップアップ方式ですね。
解説を読んで理解→テスト→理解→テスト→という感じで着実にプログラミングを学んでいけます。
学べるプログラミング言語は以下になります。
プログラミング言語としては、初心者・未経験者にとってとっつきやすく、とても学びやすい言語を取り扱っています。

  • HTML & CSS
  • JavaScript
  • jQuery
  • PHP
  • Python
  • Ruby

英語学習
Code Academyのメインは、オンラインでの文字学習です。
テキストを読んで、テストでプログラムを入力して理解度を確認するという感じなので、リスニングトレーニングには向きません。
エンジニア・プログラミングの専門用語の英単語を覚えたり、リーディング(英語多読)などに向いています。

udacity

プログラミング学習
こちらも非常に有名なプログラミングやIT技術に関するオンライン学習サービスです。
こちらのサービスの講師は、有名企業の現場のプロが多いです。
例えば、Google・facebook・Twitterなど名だたる企業がプログラミングやエンジニアリングを初心者にも分かりやすく丁寧に教えてくださります。
上記のCodeAcademyが完全に初心者・未経験者向けなのに対して、こちらは初心者向けから中級者・上級者向けまで様々な学習教材があります。

例えば、以下のようにgitとgithubの使い方解説動画などもあります。
実際に、とても優しく丁寧に解説してくれていますが、プログラミング未経験者にとっては何のことか分からないかもしれません(^^;
(プロの現場では標準スキルなのですが。)

取り扱い言語も幅広いです。
上記のCodeAcademyで扱っているようなプログラミング言語に加えて。
iOS(iPhoneアプリ)・Androidの開発や、データベース(SQLやNoSQL)、インフラ、テスト・デバッグ、3Dグラフィックスなど多岐に渡って学習教材が提供されています。
ほとんどのオンラインコースを無料で受講できるのですが、中には有料のコースもあったりします。

英語学習
動画とテキストを使ったプログラミング学習になるので、リーディングとリスニング両方ともに効果的です。
また、ほとんどの動画には英語字幕も付いているのと、初心者にも理解しやすいように丁寧な英語が多いので、リスニングトレーニングに最適ですね。

ちなみに、英単語・英文法等、英語自体の難しさは英語力だけでなく背景知識の有無にも大きく左右されます。
例えば、中には、たとえ日本語で聞いてもチンプンカンプンな高度なコースもあるかもしれません(^^;
「英語は聞き取れているけど、意味がぜんぜんわかんない!」って時は、サッとコースを変えるのが良いかと思います。

個人的には、プログラミング学習と英語学習両面的に、一番オススメなのがudacityです。

udacityにはiOSアプリ・Androidアプリもあり、スマホで英語&プログラミング学習できます。

udacity-icon
iPhone版 | Android版

Khan Academy

プログラミング学習
Khan Academyはオンラインプログラミング学習というよりも、オンラインで世の中にある様々な事を学べるポータルサイトとして有名ですね。
科学・化学・歴史・数学・電気電子・物理・経済経営・政治などなど、何でもオンラインで学べるサービスです。
確か元々は、学校で授業を受けられない子どもたちに無償で教育を提供したり、貧困で大学に通えない人たちに無償で高等教育を受けられるようにしたりして、経済格差が教育格差に繋がっている世の中を是正したいという思いで立ち上げられたサービスだった気がします。
なので、非常に幅広く良質な学習コースが提供されています。
そんな中で、プログラミングコースもあるのですが、CodeAcadmyやudacityに比べると、ちょっとコースが少ないですかね。
(エンジニアリングやプログラミング専門のオンライン学習サービスではないので当然です。)

扱っている言語はHTML・CSS・javascriptなどで、どちらかと言うとお絵かきプログラミングなど子供さんが喜びそうな内容です。

英語学習
英語レベルは、あまり高くないです。
子どもでも理解できるように、難しい専門用語はできるだけ排除しているような印象を受けます。
動画とWEBテキストがあり、リスニング・リーディングともに最適です。

Khan AcademyにもiOSアプリ(iPhone・iPad)・Androidアプリがあります。

khanacademy-app-icon
iPhone版 | Android版

Udemy

プログラミング学習
英語とプログラミングが学べる!と言いつつも、このudemyのサイト自体はすでに日本語対応しています(^^;
(精力的に世界展開中ですね。2017年現在、世界最大と言われています。)

こちらのudemyは、上記3つとちょっと異なるサービスです。
このudemyは、一般のユーザーがオンライン学習コースを作成して、無料で提供したり販売したりするサービスになります。
昔は、無料コンテンツが非常に多かったのですが、最近は有料コンテンツがかなり増えてきました。
なので、Udemyは「オンライン学習コミュニティー」と呼ばれています。

一般の方(といっても、各分野のプロの方)が講師になってオンライン学習コースを提供する形なので、学習内容は非常に多岐に渡ります。
色々なプログラミング言語からWEBデザイン、ExcelやWordpressの使い方など企業内WEB担当者が聞いても為になりそうな内容まで幅広く講座があります。
色々と探してみると面白いかもしれません。
(もちろん、ソフトウェアやITな講座だけでなく、それ以外にもいろいろとありますが、基本的にはソフトウェア系の講座が多めです。)

英語学習
ワールドワイドに展開しているので、もちろん日本語講師による日本語での学習コースもありますし、海外の方は大抵英語で学習コースを作っています。
つまり、言語は入り混じってる感じですね。
ただ、やはり、圧倒的に英語のコースが多いです。

動画とWEBテキストでコースを作っている方が多いので、リスニングとリーディングのどちらも効果的です。
ただ、字幕等をつけている講師はあまりいないため、中には英語リスニングの難易度が高いコースもあったりします。

シリコンバレー発!1,100万人が学ぶ世界最大級のオンライン学習サイトUdemy

udemyにもiOSアプリ・Androidアプリがあるのでスマホでオンライン学習が可能です。

udemy-app-icon
iPhone版 | Android版

MIT open courseware

最後に、おまけとして。(おまけなんて言ったら、怒られそうですが^^;)
MITが無料で公開しているプログラミング講座です。
MITとは、科学技術の世界最高峰大学のマサチューセッツ工科大学ですね。
内容は、やはりハイレベルです(^^;
プログラミング言語は、JavaやC言語を扱っています。
これらの言語はコンパイル言語と言われ、初心者には少々とっつきにくく難しく感じるかもしれません。
内容によっては、科学技術の背景知識を持っていないと理解できないモノもありますので上級者向きですね。

英語学習として。
基本的に、上記の楽しげな無料学習サービスたちとは全く違いエンターテイメント性もなく英単語も英文法も難しいので、上級者向きとなります。

最近、子供向けプログラミング講座ってすごく増えていますね。
特に、英語とプログラミングが小学生から必須科目となりますからね(^^;

その中でもオンラインで最近人気が集まっているのはD-SCHOOLオンラインさんかと思います。

人気の秘密は、「英語」と「プログラミング」の両方を同時に学べるというところかと思います。

ロボット・スクラッチ・マイクラなどを通じてプログラミングだけを学べるスクールは、プログラミング必須化に向けて急激に増えています。
もちろん、幼児やキッズ向け英会話スクールもたくさんあります。

しかし、英語とプログラムを同時に学べるスクールってほとんど聞かないんですね・・・。

私の知る限り、D-SCHOOLオンラインが唯一無二なので、一度お試ししてみると良いかもしれません。

ちなみにプログラムだけ学べるところは結構ありますね。

IT大手のサイバーエージェントが運営するオンラインプログラミングスクール「CodeCamp」などTVで取り上げられたりして、一時は人気で予約が取れないくらいなんてのを聞いたこともあります。
また、他には、地域コミュニティー系だとボランティアで運営される子供向けプログラミング勉強会(不定期)「CodoDojo」などもあったりしますし。

もしかしたら、最近流行りのストアカ(ストリートアカデミー)だと、英語とプログラムの両方を教えてくれる講座があるかもです。
さすがに有料になるかとは思いますが、子供の時から、自然言語(英語)もコンピュータ言語(プログラム)の両方の言語を学ぶと、「世界中の人たちともコンピュータともお話ができる」言語マスターになりそうですね(^^;
ストアカ(ストリートアカデミー)

いかがでしたでしょうか。

普段は、どちらかと言うと英語初心者さん向けに英語学習の方法やNHK語学講座を活用する方法などを書いていますが、今回はちょっと歯応えのある内容でしたね(^^;

英語もプログラミングも、どちらも一朝一夕で身につくほど簡単なものではありません。
NHK語学講座「攻略!英語リスニング」の柴原先生がいつもラジオの中で言っているように、「たゆまぬ努力」が必要になります。
その「両方を一度に身につけよう」というのは、非常に欲張っているとは思います。
しかし、どうしても英語とプログラミングを身につけてキャリアップ・スキルアップをするんだという決意をお持ちの方は、是非トライしてみていただきたいと思います。

また、すでにエンジニアの方も、もう英語は避けて通れない道だと自覚がある方も多いのではないでしょうか。
これからは、新しい技術に触れる際は、ドットインストールではなく、敢えてudacityで英語で学んでみるのも良いかもしれませんね!

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