イメージ暗記・例文暗記・語源暗記・全部入り英単語帳アプリ

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NHKラジオ語学講座の人気講座「攻略!英語リスニング」の柴原先生がいつも言っていますね。
「語彙力は英語力に直結します。」と・・。

そもそも、基礎英単語って英文法以前・英会話トレーニング以前の話ですね。
単語を知らないと、リスニングもスピーキングもリーディングも出来ないですから。
もちろんですが、TOEICでも得点を取れないです(^^;

英単語学習は英語学習にとって切っても切り離せず、語彙力強化はいつまでもつきまといます。
なので、英単語学習は、受験生から社会人まで英語学習者全員の関心事ですね。

ということで、今回は英単語を覚えるための最新アプリを紹介する前に、軽く英単語の学習方法を整理しておきます。

①受験・入試・TOEIC対策などペーパー試験対策

ペーパーテスト対策だと、東大生の開発した「mikan」や受験界の神アプリと呼ばれる「動画英単語」が最もメジャーですね。
とりあえず、試験にでる意味だけに絞って大量に英単語を覚えることで、得点に直結しやすく成果が分かりやすいと思います。
詳しい解説は以下で行っていますので、ご覧ください。
受験・TOEIC必須!最強の得点UP英語勉強法はこの神アプリを使え!
東大式英単語スピード暗記スマホアプリがイイ感じ

②大人のやり直し英語や日常的な英語学習

大人のやり直し英語だと、TOEIC対策などの試験という目的がない場合、単語を単体で覚えてもすぐに忘れがちです。
基本的には、NHK語学講座やオンライン英会話や洋書多読など、日々の英語学習の中で、知らない単語を徐々に吸収しながら、
語彙を増やしていくというのが、効率的でストレスが少ない方法になります。

しかし、この場合にも落とし穴がありまして。
たとえば、英語ニュースを毎日読んでいても、その場で英単語の意味を知ったらそれで満足してしまって、次にまた出会っても意味を思い出せないというのはよくある話。

そこで、中学生や高校生だけでなく、社会人にも自分用の英単語帳や英単語カードを作るのはかなり効果的だったりします。
とは言え、昔ながらの英単語カード(以下)を一々作成するのは手間なので、私はアプリを利用するのをおすすめします。

ちなみに、今の学生さんたちでもこういうの使っている人いるのでしょうか?(^^;

さて、英単語暗記カードアプリって結構色々とありますが・・・。
今回は、特に「機能全部入り、他のアプリの良いとこどり」なオススメ英単語帳アプリをご紹介します(^^)

・「あっ。これなんだっけ? 英単語を覚えるヒントたくさんあります」(略して「これなん」)
korenan-icon

名前が長いですね・・・。
この英単語暗記カード(単語帳)アプリは、略して「これなん」と言うそうです。
Appストアでピンポイントで検索するのは骨が折れるので、アプリに興味がある方は上記のURLから飛んだ方がよいかもしれません(^^;

アプリのメイン画面はこんな感じです。
korenan-main

早速、このアプリはどういう暗記カード・単語帳アプリかというと。

まさに、従来型の英単語カードのように覚えたい英単語を書き留めて行って自分オリジナル英単語帳を作っていきます。
でもって、いつでもどこでもタップとスワイプで素早く単語をめくって意味や発音を確認するという作業を、何度何度も素早く回すことで英単語の定着率を上げることができるアプリですね。

「この素早く何回も回す。」
というのは、大学受験界やTOEIC受験などでは定説的な英単語覚え方のコツ・暗記のコツとして有名ですね。
今更説明する必要も無いかもしれませんが、念のため(^^;

そもそも、人の脳ってのは物事を「忘れる」ようにできているので、「一回で覚えよう」というのは非常に非合理的な話なんですよね。
なので、忘れる方が自然っていうことを逆手に取って、一回で覚えようとせず、「何度も覚え直す」事を前提として学習するほうが記憶への定着率は圧倒的に違ってきます。
また、一回で丁寧に覚えようとした場合、忘れた時に、もう一度覚え直すのが億劫になったり、ストレスになったりします。
なので、忘れることを前提にしてしまった方が、モチベーション維持ににも効果的です。

「忘れる→覚え直す→忘れる→覚え直す→忘れる→覚え直す→忘れる→覚え直す・・・」
コレを何度も何度も素早く回す事で、そのうち完全に覚えてしまって忘れなくなるってことですね〜。

このあたり、超人気英単語学習アプリ「mikan」のコンセプトと似ていて素早くサイクルを回すのにかなり良い感じです。
korenan-card

もちろん、発音もちゃんと付いていますので、英会話やリスニング対策としてツヅリと発音はちゃんとリンクして覚えられます。

ちなみに、このアプリは、ここからが真骨頂なのですが・・・。

ある意味で、「今ごろ英単語帳アプリ」って、かなり後発アプリになりますよね。
通常は、「後発アプリ」っていうのはなかなか先行アプリに勝てないわけですが、このアプリは後発のメリットを最大限生かして、先行アプリの良い機能や新しい英単語記憶術をふんだんに盛り込んで、「全部入り」にすることでかなり便利な英単語カードアプリに仕上がっているという代物です(笑)

ところで、「全部入り」って何が「全部」なのでしょうか?

英単語の「覚え方のコツ」って一つじゃないんですよね。
たった一つの簡単な覚え方のコツさえ掴めば、楽々1万語覚えられる!なんて思うのは結構甘いわけで(^^;
(高校受験レベルだと問題無いかもしれませんが。)

英単語を長期記憶させるためには結構色々なメソッド(覚え方・暗記の仕方)があります。
そんな、英単語の覚え方のコツを、全部詰め込んだ英単語帳アプリになっているのが、このアプリです。

TOEIC受験対策で最も売れている英単語テキストが、DUO3.0だと思います。
有名ですよね?ベストセラー中のベストセラーです。
英単語を単体の意味で覚えていても、文章の中に出てきたら急に分からなくなったりしますし、
スピーキングなんかでは顕著ですが、単語を例文と一緒に覚えておかないと、単語の使い所がわからないのでスピーキングで全く使えないというのはよくある話。
なので、DUO3.0は、単語を「例文を通して覚える」ことで、「単語の使われ方」「単語の使い方」も一緒に覚えられる教材ということで大きな人気を得ています。

なので、英単語を覚えるときに「例文とのセット」が結構重要。

もちろん、このアプリは、「全部入り」ですよね。
当然、単に英単語を覚えるだけでなく、いつでもすぐに例文を引いてチェックできる仕組みになっていて、例文ごと覚えるという事ができます。
korenan-in-action
しかも、例文にも発音付き。

ここ1,2年で、結構有名になりましたね。
英単語(特に名詞系)をイメージで暗記してしまうという方法。

どういう方法かと言いますと・・・。

知らない英単語に出会った場合に、「Googleの画像検索」でその単語を打ち込むとその単語のイメージ画像が一杯出てくるので、日本語を介さずにイメージで単語を覚えたり、イメージとして意味を捉えようという方法です。

たとえば ”glacier”(グレイシャー)ってご存じですか?
知らない方は、Google先生に”glacier”と打ち込んで画像検索してみましょう。

glacier-image
こんな感じで検索結果がでてきますね。

これらは何でしょうかね?
すっごく分かりやすい写真が一杯でてきていますね。

まさに「氷河」ですね。

単に文字で”glacier”は「氷河」だと言われても、なかなか記憶に残らないわけです。
ところが、「これがglacierだ!」とGoogle先生から沢山の写真やイラストを見せられるとイメージとして記憶に定着するというお話ですね。

こちらのブログさんなどにもこのイメージ暗記法について書かれています。
英単語を一瞬で覚えるための単純で強力なテクニック

でもって、当然このアプリはすべてを良いとこどりするアプリですから、この暗記法も採用(笑)
英単語を覚えている最中で、イメージを掴みたい!と思ったら単語の下にあるピクチャーっぽいアイコンをタップするとGoogleのイメージ画像やイラストがドバっと出てきます(笑)

korena-search-image

英単語の語源暗記法といえば清水 健二さんの著書ですかね。
語源で英単語 増補改訂版 (連想式にみるみる身につく)

私自身はあまり実践したことが無いのですが、英単語をイメージとして覚える方法に語源暗記法というものがあります。
要は、英単語の意味を日本語の意味と一対一で覚えてしまうと、全く応用が効かず、その英単語を他の意味で見聞きすると文意がわからなくなることってよくあります。
そういう場合に、英単語の語源を知っておくことで、イメージとして英単語を捉えられるようになって日本語にしなくても理解できるようになったりします。
特にイディオム(熟語)なんかは、特徴的ですね。

受験英語のイディオム集に載っているtake overなどは、「引き継ぐ」とわざわざ覚えます。
しかし、そもそもtakeの語源とoverの語源を知っていると、「引き継ぐ」という日本語訳を知らなくても、「引き継ぐようなイメージ」ができるわけですね。
この辺り、受験英単語界の最強アプリ「動画英単語」や「動画英熟語」は、語源から解説して英単語や英熟語をイメージできるように学習できることで非常に人気です。(最近では大学受験界の必須アプリと言われているとかいないとか。)
例の受験英語の神アプリに英熟語版、もっと早く出会いたかった・・・

でもって、もちろんですが・・・。
この「これなん」アプリも英単語学習中に、すぐに「語源」を調べられる仕様になっています。
英単語を記憶するためには、やれることは全てやるって感じですね(^^;

korenan-word-origin

英単語暗記カードアプリって、覚えやすいように一つか二つの意味だけピックアップされているのが普通です。
けれども、そもそも英単語って案外沢山の意味があって、カードに載っている以外の意味って気になることも多いので、そういう場合にパッと辞書的に単語を調べたいですね。
ということで、このアプリは各英単語に辞書機能も載せています。

korenan-dictionary

実のところ、このアプリを知った経緯というのは、自分で探したんじゃないんですよね。
アプリ開発者の方からこのブログを通じて「新しいアプリを作ったんで試用してみてください!」と頼まれたのがインストールする発端です。
しかし、なんとなく試用している内にいつのまにか常用するようになってきました(^^;

たとえば、NHK語学講座で勉強した単語。
今までは、ラジオを聞いて、復讐して満足してましたが、このアプリに単語を登録して貯めるなどをし始めました。
たとえテキストで講座の復習をしても単語はその場で「知って終わり」だったのを、知らなかった単語はちゃんとアプリにストック。

korenan-kouryaku-eigo

また、大好きなニュースアプリ「StudyNow」で毎日英語ニュースを読んでいるのですが。
いつもは、英語ニュースと解説を読んで満足していましたが、こちらも知らなかった単語は「これなん」にコピペにて登録。
(コピペだから楽々)

korenan-studynow

※StudyNowについてはこちらで詳しく解説しています。
「読みたい」「飽きない」ブログ感覚な無料英語ニュースアプリ

後は、これらのストックした英単語を暇な時や空いているスキマ時間などで、ペラペラとめくっています。
半信半疑で始めたものの、案外使いやすく、ラジオ講座を聞いて終わり、ニュース読んで終わりだった学習スタイルから語彙を後から何度も復習するようになって、語彙力が伸びてきた気がしますね。

そもそも、私は暗記が苦手なので英単語はずっと避けて通ってきたのですが、これだと全然苦にならず楽しみながら語彙力増強できそうです。

この「これなん」アプリは、基本的に無料アプリです(広告が入りますが^^;)。
あと、元々ビルドインされている英単語が1万語ありますが、ある一定のランク以上の英単語を利用したい場合はアプリ内課金する必要があります。
が、私は基本的にビルドインを使わずに自分で好きな単語を登録する使い方ですので、今のところ課金は必要ない感じです。
(アプリ製作者の方すみません^^;)

語彙力をアップしたい、英単語を覚えたいと思っているみなさん、一度使ってみてはいかがでしょうか?

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