
英語ニュースアプリで英語学習もはや常識だけど・・・
「たくさんの英文を読んでTOEICのリーティング・リスニング対策をしよう!」
「英語の多読多聴で、英語のシャワーを浴びて英語慣れしよう!」
という方は多いと思います。
そういう時に、最強のツールとなるのが「英語ニュースアプリ」。
もはや、わざわざそんな事を敢えて言う必要も無いくらい、多くの方がご存知だと思います(^^;
ですよね?
スマホ(iPhone/Android)の英語ニュースアプリを使えば、New York TimesやJapan Timesとか有名ドコロの英字新聞を買う必要はもうないですね。
スマホだけで、毎日新鮮な情報を英語で読める英語で聴ける。
どう考えても、英語の勉強、英語学習者(特にリーディング強化を考えている方)にとっては、神アプリですね。
実際、英語ニュースアプリを利用するのは何がいいかというと・・・。
まとめてみるとこんな感じですかね。
- 英語学習の習慣化ができる
- 英語多読に最適
- 音声付きのアプリの場合は、リスニング学習(多聴)も可能
- もちろん、TOEIC対策としても有効
- 完全無料だったり課金も格安だったりで、非常に低コストで効果的な教材
- スマホだからとっても手軽
ただ、神ツールとさえ言われている英語ニュースアプリなのですが・・・・。
とんでもない欠陥・欠点があります。
「すぐ飽きる」(^^;
「正月だ!新しい年が来た!」「春だ!新生活がはじまった!」というタイミングで、多くの方が英語を習慣化しようと英語ニュースアプリをすがるようにダウンロード。
多くのスマホユーザーさんのスマホ画面の中にいくつもの英語ニュースアプリアイコンが並んでいく。
そして、だいたいが、最後にそのアイコンをタップしたのが一体いつだったのか思い出せないまま時は流れていく・・・。
私も、何度も飽きましたし、周りでもすぐに飽きて、もう見向きもしなくなるという現象に山のように遭遇します。
本当に多いですね(^^;
なんでこんな良いアプリなのに、こんなにも「飽きやすい」のでしょうかね。
色々と考えてみました。
なぜニュースアプリを読み続けられないのか
たとえば、世界中で最も利用されている英語ニュースアプリがVOAだと思います。
(VOAサイトやVOA動画の利用率も非常に高いと思います。)
VOAといえば、Voice of Americaの略で、アメリカの公共放送(日本のNHKに近い)が、英語学習者のために語彙力レベルを少し落として世界中にニュース配信していますね。
ストイックに英語学習として向き合えば、めちゃくちゃ勉強になります。TOEIC対策としても最高だと思います。
→VOAの解説は過去記事にて。
しかしですね。
VOAのニュースって全然おもしろくない・・・。
(言ってしまった・・・。怒られそう・・・。)
あと、ニュースを使った英語勉強法として、日本国内で一番有名なのはおそらくNHK語学講座の「ニュースで英会話」。
これはアプリではないけれども、NHK語学講座の番組ですから人気です。
が、、、とっても良い番組ですが、やはりニュース内容は、政治・経済・国際問題系のお固いニュースがほとんどなのが残念というか・・・。
そもそもですよ。
日本国内の日本語のニュースだったとしても。
たとえば「政治ニュース」とか「経済ニュース」とかを読んでも面白くないし、何なら意味が良くわからないことすらありますよね。
(日本語なのに、笑)
「国際問題ニュース」とかになってくると、更に背景知識が無いと、そもそも英文が読めてもよく理解できないことも多々有ります。
そんな興味の沸かないジャンルのニュースを、さらに難しい英単語(経済用語・政治用語)が並んだ状態で読みつづけるのは、相当な大変です。
しかも、それを毎日の習慣にするのは、かなりの「苦行」です。
もちろん断っておくと、この「苦行」には大きな意味があるんですけどね。
さっきも言ったように、こういうニュースをたくさん読んでいたら、経済にも詳しくなるし、世界情勢にも精通できて、その上英語の学習にもなるんです。
特にビジネス英語・ビジネス英会話に超活用できる。
一石三鳥も四鳥にもなるような、とても効果的で魅力的な勉強です。
実際のビジネスで通用する英語・英会話力が必要だったり、TOEFLで高得点取らないといけないという場合は、この努力は避けて通れない道だと思いますが。
まぁ、、、それでもVOA・CNN・BBCなんかのニュースを読むのは、苦行なんですけどね。。。(私には^^;)
じゃ、どうやったら英語ニュースアプリを続けられるのか?
ここで、ちょっとまとめてみると。
なぜ、英語ニュースアプリが続かないのかというと・・・。
- ニュースの内容自体に興味が全然沸かない、面白く無い。
- ニュースの内容や語彙が高度で、難しい。
この2点に集約できるかと思います。
で、この2点からの波及効果として。
「自分は英語ができない」と思い、英語学習へのモチベーションがダダ下がる。
という効果も生まれます。
つまり、ニュースアプリで英語学習を習慣化するためには。
私達読者側としては、英語学習サイトやライフハック系のストイックなブログ記事の「毎日CNNを読み続けろ!リスニングし続けろ!」というマッチョな啓蒙に惑わされる必要はないと思います。
今時は、色々な英語ニュースアプリがありますから(^^)
- 自分の興味が持てるジャンルのニュース記事を配信しているアプリを見つける。
- 自分の語彙力や内容のレベルに合わせたニュースを配信しているアプリを見つける。
この二点を重視するだけで、英語ニュースを読み続ける確率は、めちゃくちゃ上がります。
英語学習は、「続けられれば」、案外なんとかなってきます。続かないのが一番の致命傷です。
おすすめ英語ニュースアプリまとめ
ということで、巷では、色々な英語ニュースアプリがリリースされていますが。
上記のニュース内容の①興味度と②語彙・内容レベルなどを元に、適したニュースアプリを幾つか比較してご紹介します。
以下に紹介するアプリ以外にも、たくさんの英語ニュースアプリがあるのですが、実際に色々と使ってみた結果コレは使えると思ったものを厳選しました。
リーディング・リスニング初心者向け
TOEICレベル300点〜600点くらい。
リーディング・リスニング両対応
独自に編集したニュース内容がかなり面白いですね。
(メディアのニュース記事をただ引用しているだけなじゃないのがGood!)
英文も和訳も短いのでお手軽で、「よし、英語読むぞ。」「勉強しよう!」と構えなくても空き時間にサクっと読ます。
英単語・英文法の解説も初心者向きで丁寧。
ニュース内容の解説記事も独自視点が入っていて非常に面白く、英語学習以上に「読み物」としても面白く読めますね。
ニュースの更新頻度は、1日〜2日ってところでしょうか。
初心者向けで英文が短いので、読むだけでなく軽い「音読」などにもいいかもしれません。
たとえば、1つのニュースを読み終えたら、10回音読する、とか。
英語ニュースアプリ初心者や学生さん(高校生や受験生さん)に非常にオススメです。
アプリは無料ですが、リスニング用音声は、有料。
StudyNowは過去に詳しい記事を書いていますので参考になると思います。
→「読みたい」「飽きない」ブログ感覚な無料英語ニュースアプリ
iPhone版 | Android版(未発表)
・enticle(配布終了)
TOEICレベルは300〜700くらい。
このアプリの特色は、グノシーやスマートニュース的な英語ニュースのキュレーションアプリって感じでしょうか。
中学卒業から高校卒業レベルくらいまでの語彙力3000語〜4000語程度くらいまでの、英語リーディング初心者でも読みこなせる海外のニュース記事を厳選して配信してくれます。
また、少し難しめの語彙は、単語の上をタップするだけで日本語の意味がすぐに引けるので便利ですね。
ニュース内容は、様々なニュースサイトを扱っているので、日本国内のニュースから世界のニュースまで幅広いです。
ジャンルは、私の苦手な政治・経済系が多めな気もしますが、ライフハック・音楽・映画・スポーツなどエンタメ系なども扱っている感じ。
私のように無機質な政治・経済系の英語ニュースにすぐに飽きちゃう方は、エンタメ系ジャンルだけを読むというのも有りだと思います。
残念ながら音声は付いていないので、リスニングには向いていません。
リーディング・長文読解トレーニング専門ですね。
StudyNowよりも、本格的な英語ニュースアプリです。
(なので、少し苦行度があがりますが、英文難易度は高くないです。)
iPhone版 | Android版(未発表)
リーディング・リスニング中級者向け
中級者向けのニュースアプリは、基本的にはネイティブのニュースサイトの引用か生記事そのままで読む感じがほどんどです。
StudyNowのように英語学習者向けに独自執筆したり編集したりした文章ではないので、ネイティブの記事に果敢に挑戦することになりますので、苦行度は若干あがります。
・POLYGLOTS(ポリグロッツ)
・無料アプリ
・iOS・Android両対応
iPhone・iPad版 | Adnroid版
TOEICレベル600点〜800点以上くらい
英語ニュース多読の最強アプリだとおもいます。
自分が読んだ単語数や、学習記録などができますし、分からなかった単語を記録することでマイ単語帳にもなります。
英語学習に配慮した完璧なリーディング管理機能がありますね。
ある意味、ニュースアプリの枠を超え、ストイックに英語力UPを目指す方、TOEIC対策を行いたい方のためのリーディング力アップトレーニングアプリ、とも言えるかもしれません。
内容は、苦行系ジャンル(政治・経済)から、スポーツ・ファッション・娯楽系など、幅広く取り扱っていて、ジャンル別に構成されているので、
自分の好きなジャンルのニュースだけを読むってことも可能なので、苦行系ジャンルが苦手な方も楽しめるかと。
(「苦行系ジャンル」って・・・勝手に言葉作ってるし^^;)
リーディング、リスニング、TOEIC対策、英語辞書、外国人とお友達になれるSNS機能など、英語学習機能てんこ盛りです(笑)
苦行系ジャンルを読み始めると、苦行になりますが、それ以外の興味あるジャンルだけを読むことで、毎日続けやすいと思います。
ポリグロッツも私の好きなスマホアプリですので、以前詳しい記事を書いています。
→英語学習者必須!無料英語ニュースアプリの決定版はPOLYGLOTS
リーディングのみ。
TOEICレベル500点〜800点くらい。
内容は、日本国内の政治・経済・事件など、ちょっと堅めのニュースがメイン。
なので、ジャンルは苦行系だけど、日本国内のニュースなので、馴染みがあって読みやすいかな。
日本国内のニュースをYahoo!ニュースや英字新聞ではなく、このアプリで読む習慣に切り替えると、上手く英語ニュースの習慣化がつくかもしれません。
英文は比較的短くて読みやすい部類だと思います。
日本語の要約はついているけど、和訳は付いていないので、精読できっちり英語学習したい方にはちょっと不向きかな。
本当に「多読」用ですね。
iPhone版 | Android版(未発表)
リーディング・リスニング上級者向け
TOEICレベル700点〜900点以上 TOEFL対策向け
どれも苦行用ニュースアプリです。
苦行かもしれませんが、ビジネス英語をマスターしたい方や、英語を仕事や日常生活などで普段から使う予定がある方は、
通らなければならない道ですね、頑張りましょう(^^;
政治や経済ニュースなどを理解しようと思ったら、英語力だけでなく、政治経済の基礎知識などは別途勉強する必要はあると思います。
どちらにしろ、ネイティブニュースをスマホアプリで無料で読める・聴けるというのはやはり素晴らしいものがあります(^^;
ただ、このレベルにも慣れて来て、Yahoo!ニュースを読む感覚で単なる情報取得ツールの一つとして認識できるレベルになると、もう英語のリーディングについてはトレーニング期間は終わったと言ってもいいかもしれません。
・VOA
・CNN
・BBC
まとめ
国内に居ながらにして英語の上達・英会話をマスターするというのは、予想以上に大変です。
簡単に英語が話せるようになると勘違いさせるような情報が、巷には溢れかえっていますけれど、全然そんな事はないんですよね^^;
(都市伝説です。)
1週間で英語ができるとか、3ヶ月で英会話マスター、とか。
そんな情報で溢れかえっている昨今、それが本当なら、日本人の50%くらいが英語ペラペラです・・・。
ちなみに、自分の友人で、「帰国子女」でもなく「海外留学や海外在住経験」もなく、純粋に日本国内に生まれ日本国内の英語学習(独学)だけで英語がペラペラなった人はいますでしょうか?
もし居たら、簡単に英語がマスターできたかどうか聞いてみるといいと思います。
おそらく、国内で自学自習で英語を身につけた方々は、ほぼ100%の方々が「英語なんて楽に身につくものじゃない」というと思います。
(ごく一部の天才を除いて。)
私の周りで英語ができる友人知人も、かなりの努力をしています。
(それでも、ぶっちゃけネイティブレベルで英語が話せるのは、アメリカの大学に通っていたとか、数年レベルで海外在住歴がある人たちだけですね。)
英語ニュースアプリに関しても、しばらく続けたからといって、一ヶ月やそこらで「急激にリーディング力が伸びた!」「TOEICのリーディングセクション点数が急激に上がった!」とか、そういう効果はなかなかないと思います。
しかし、地道にコツコツと読み続けていけば、
自分ではわからないところ、実感はできないかもしれないですが、
昨日よりも今日、今日よりも明日、少しづつ英語力が伸びています。
スマホアプリで英語ニュースを楽しんで続けて、最終的には、自分の生活の一部にできるまで行けるといいですね(^^)
今回紹介した英語ニュースアプリ以外にも、色々とインストールして使ったことはありますが、結局今も使っているものだけ(つまり続けられたものだけ)、紹介しました。
他にも、「このアプリいいよ!!」っていう情報があったら、是非教えて下さい!
私も使ってみたいので(^^)